設計製作本格派2×4ガレージ

 

 

 


  1999.7
  ← 全てはこの1冊から始まった。

  なんとなく書店で見たこの1冊!
  こう言う世界があるのだ。
  皆、楽しそう.....
  次は自分だ。
  資料集め、調査、研究、設計.......





  設計製作にあたりイロイロまとめると下記の通り

 建設場所が八ヶ岳南麓、標高1150mの高原で過去20年の最低気温は-15℃、最高積雪40cm、凍結深度 80cm 基礎工事は最も重要である。また近年暖冬で水分の多い雪が(多い時10回/月)降る。屋根は工作精度も考慮して、積雪100cmに耐えられる強度とする。さらに傾斜地で東西の高低差170cmもあり基礎工事は素人では無理。
 私の所は自営の業務店のホテルでそのアプローチを通る事になるので、安いだけの理由で鋼板製のガレージは作れない。実用的だが、個人的に好きになれない。外壁はアートな感覚で職人技と言われるコテ塗りの壁を最後まで諦められなかったが、寒冷地のため+5℃以上の温度でないと施工できない。よって外壁は工期の早い石目調金属サイディングとする。屋根は同様に簡単なアスファルトシングルとする。
 ガレージ内で当然車のメンテナンスをする訳だから、床はガレージジャッキで持ち上げられる強度とする。(ポルシェを持ち上げるので基礎の業者はビビッテいた)独立基礎にH鋼を組み、金属プレートの上に125mmコンクリートを打つ。
 手作り2×4ガレージはバイブルの「枠組壁工法住宅工事共通仕様書」に忠実に設計製作して自己流に施工しない事とする。元機械設計士だから建築も勉強すれば何とかなる。当然金物、CN釘の場所と本数が重要になり木ネジのコークスクリュウは仮止めに使用。又はCN75釘斜め打ちでランバーが割れてどうしようもない所だけ使用する。木ネジは施工が簡単で一見強そうだが強いのは引っ張り(引き抜き)だけで、せん断荷重、地震や衝撃的な荷重にはネジが簡単に折れて極めて危険である。
 特殊な工具や工法を出来るだけ使用せず日曜大工の範囲で出来るものとする。危険を伴う高所作業も屋根勾配4寸 4/10(約22度)とし、慣れれば比較的楽に工事出来るようにした。特にこれから複雑かつ困難なポルシェのメンテナンスをやろうとする者には要所要所レクチャすればたやすい。


  参考図書は下記

山海堂
藤岡 等著
日曜大工で建てる
夢の手作りマイホーム
1900円
 はじめての人のための2×4工法マニュアルで、とにかく易しく解説されている。これを読めば自分にも出来るような気がする。
 途中何度か質問したが、著者はきちんと応えてくれました。ありがとうございました。
井上書院
枠組壁工法教材研究会 編
初めて学ぶ
図解ツーバイフォー工法
3500円
 多くの写真と図。親切な記述、施工法が明快、確実。枠組壁工法の初心者にとって座右の書。
 他の同様の本も購入したがそちらは価格も高くどこかのコピーで読みにくく肝心なところが記載されてない、買ってしまった本は返品できず悔しい思いをした。
この本は実践的で大変役に立つ。
住宅金融普及協会
左 枠組壁工法住宅工事共通仕様書 1500円(税込)

右 枠組壁工法の構造設計 スパン表 1020円(税込)


2×4工法のバイブル!
これがなければ話にならない。
2×4工法はこの仕様書の通り施工しなければならない。特にビギナーは驕り高ぶることなくひたすら学ぶ事としよう。価格も大変安く日本の国も、こんなに良い面もある。いい物はどんどん活用しよう。


  使用工具と道具

 これもイロイロな考えがある。私の考えはビギナーだから道具、工具が必要。
ということです。理由は簡単、経験,勘などがない初心者は加減が分からず苦労する。またその道の先輩や、業者の中には知っているのか、知らないのか教えてくれないいわいる意地悪な因業(いんごう=がんこで思いやりのない事)なおやじも多い。私はそれで散々悩み遠回りしたので、ここでは慎重かつ大胆に公開したい。
工具編
 丸ノコ
 8800円
 ノコ刃外形165mm、190mm等あるが、ここでは軽く機動性のある165mmを採用。もちろん刃はチップソーを装着。切れなくなる前に、安全のため早めに取り換えよう。この製品は約20年使用、ブレーキSWのみ交換。汎用でだれでも扱えるがこれは以外に危険な工具。
 うっかりして指の切断等十分気をつけよう。
 スライドマルノコ
 D216
 60000円
 これで素人などと言わせない!
これを使えば材は直角・鋭に切れ、真にプロもアマもない。向かうところ敵なし。少々高いが2×4の部材を正確に安全に切れる。当然チップソーだから断面はホレボレするほど。
自動釘打ち機
57600円
 CN50の釘は100mmピッチで打つためかなりの本数になる。これで機関銃のように撃てば100戦危うからず。降雪が近いため途中から購入した。ただしコンプレッサーも必要だし、何よりも機関銃だから扱いには最新の注意が必要!弾丸(釘)が装填されている時はいつでも発射状態だ。基本に忠実にやらないと君たちの明日はない! とにかく気合を入れる事だ!
左 ドリルドライバー
     9800円
右 インパクトドライバー
     9800円
 木ネジをねじ込むのに90mmともなると手では無理。イヤになるか?腱鞘炎になるだけ。インパクト(回転+打撃)で面白いように入る。使い始めると病みつきになる。こちらはホームセンターで購入だが精度、耐久性は松下製と同等。
 ボール盤
 9800円
 バイスでくわえ穴あけする機械加工の基本中の基本工具だが、結論から言って本製品の余りの出来の悪さに腹立たしい。もちろんホームセンターの外国製だが、精度、性能ともに最低だろう。基本ポリシーに反するようだが、ただ通常のドリルでは6mm以上の穴あけと直角が出ないのでこんなものでも何とかナイよりはマシ。土台に15mm,ホールダウン金物用に19mmの木工ドリルの穴あけに必要。お金持ちに成ったら国産の良いもを購入したい。
 切断機
 D355
 9800円
 これもホームセンターの外国製だが、同様に作りが悪い。外壁の金属サイディングを切断するのにはこれがなければ時間が100倍かかるだろう。ここでも良いものを使用したいが、コスト/効果を考えよう。心をオニにしてここは安物買いを取る。安物だが十分使用できるモノだ。
コンプレッサー
2馬力、100L/min/7気圧
max10気圧、タンク30L
     47600円
 ホームセンターだが作り、性能共に満足できる。自動釘打ち機用に購入したがガレージでのメンテナンス、タイヤの空気入れだけでなくエアーツール、塗装等多目的なガレージングに必需品。ホームセンターでは個々に値引きしないと言われているが、どうしても欲しいされど予算が厳しい時には相談すれば引いてくれる。要は気迫を込めて説得すれば道は開けるようだ。
道具編
2×4メジャー  2×4工法に必要な寸法、455ピッチマークが記載。初め他のメジャーも使用していたが、最終的にはこれのみ使用となった。
チョークライン 直線引きに使用。粉チョークだから書いても消せる。少し練習が必要。
レベル  建物の水平、垂直を計測。長いものほど正確。専門店で購入したが、1200mmを求めると店の方がさすがに「こんどは何を作るのですか?」と疑問な顔をした事を思い出す。私はこの地域ではかなり有名?だから。イロイロサイズがあると便利。
勾配定規  屋根勾配の加工に必要。屋根勾配4寸 4/10(約22度)破風板を勾配定規でけがきスライドマルノコで切断。これでプロ/アマの差はなし。正にシステムの勝利!小学生の分度器など使っていては勝ち目はない。
安全対策  日曜大工でも高所作業、重量物等あり危険はいっぱい。最低でもヘルメット、安全靴、ゴーグル、皮手袋は必要!最近はプロでもラフな服装が目に付く。マリン用長靴などでは足に踏ん張りがきかないし、機敏な動きが出来にくい。こちらは趣味のお楽しみだが、より安全を考えまずは服装から入り、作業の際気持ちを引き締めよう。





    

        

 

                






みごと完成! だれも素人などと言わなくなった。ただ感動するばかり・・・・・。

 今回の2×4設計製作・手作りガレージを公開致しています。
一人でクヨクヨ悩む必要などはありません。納得出来るものを取り入れたらよろしいかと思います。

 ただし私は自営のホテルのオーナーですので、時間と、曜日にによってはご案内できない日もあります。
ご連絡の上お出かけ下さい。